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栗坂 健一
Proceedings of 30th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE30) (Internet), 10 Pages, 2023/05
本研究は、既存のナトリウム冷却高速炉SFRにおける観測データに基づき蒸気発生器SG伝熱管漏えいの発生率の時間トレンドを把握することを目的とする。対象とするSFRは仏国のPhenix及び露国のBN600である。公開文献を基に、管-管板溶接数、管-管溶接数、母材の伝熱面積、SG運転時間、SG伝熱管漏えい発生日、漏えい位置、漏えいモジュールの交換などの漏えい後の是正措置を調べた。これらのデータを踏まえ、漏えい発生までの運転時間を推定し、上記部位毎に伝熱管漏えい発生率の時間トレンドをハザードプロット法により定量化した。結果、Phenixの管-管溶接部の漏えい発生率は繰り返し熱応力によって短期に増大する傾向が示された。長期トレンドとしては、Phenix及びBN600両者の管漏えい発生率は減少傾向を示した。この傾向は溶接及び運転条件の改善並びに初期故障の除去によるものと考えられる。
黒澤 正義
JAERI-M 92-007, 56 Pages, 1992/02
三次元斜交座標系(三角メッシュ)CITATIONの計算結果をプロットするプロットシステムを整備した。従来、CITATIONのXYZの直交座標系の計算結果をプロットできるプロットプログラムがあった。これを一部変更して斜交座標系から直交座標系に変換するルーチンを付加した。これにより、三次元斜交座標系CITATIONの計算結果(中性子束分布、出力密度分布)に関し、次の図が得られるようになった。(1)一次元分布図、(2)二次元等高線図、(3)三次元鳥かん図。
小迫 和明*
JAERI-M 90-199, 114 Pages, 1990/11
核融合中性子工学実験の解析システムの一部として解析結果の処理を実験条件と密接な関連を持ちながら行える反応率・スペクトル編集コードINTERFを作成した。このコードは、輸送計算により得られたスカラー・フラックスを処理し、反応率の計算値と実験値の比(C/E)、スペクトル、反応率分布、等高線分布などを求めることができる。INTERFが対応する輸送計算コードは、ANISN、DOT3.5、BERMUDA-2DN、MCNPとMORSE-DDコードである。本報告では、このコードの概要と機能及び入力データと入出力ファイルについて説明し、実際の使用例を示す。
小室 雄一; 光本 義文*; 横田 匡彦*
JAERI-M 90-117, 53 Pages, 1990/07
臨界安全性評価コードシステムJACSの改良作業の一環として、KENO系列のプログラム利用者を支援する図形処理プログラムKENO-PLOT及びJUNEBUG-II-JRを開発した。本書はこの二つのプログラムの使用手引書である。KENO-PLOTは、KENO-IVの入力データを参照して、その中に定義されている臨界計算体系を二次元的に描くプログラムで、KENO-IVの入力データの検査に有効である。JUNEBUG-II-JRはKENO-IV、KENO-IV/CG、MULTI-KENO及びMULTI-KENO-IIの入力データを参照して、その中に定義されている臨界計算体系を三次元的に描くプログラムである。本プログラムから得られる出力は入力データの検査に役立つとともに、第3者に計算モデルを説明する際の有効な試料となるだろう。本プログラムは米国で開発されたモジュラーコードシステムSCALE3に用意されているプログラムJUNEBUG-IIをベースに開発した。
吉田 一雄; 須藤 高史; 三橋 利玄*; 田辺 文也
JAERI-M 84-016, 17 Pages, 1984/02
RELAP5/MOD1の計算結果をSPLデータ形式に変換するプログラムRLP5SPLを作成した。このプログラムはRELAP5/MOD1のリスタートファイルからプロット情報を取り出しLSPLデータ形式のファイルを作成する機能を首する。これによる編集・作図用標準プログラムパッケージSPLPACKを使用してRELAP5/MOD1の計算結果から単位変換、他計算コード計算結果及び実験結果との比較、三次元曲線の作成を容易に行うことができる。
竹田 辰興; 常松 俊秀; 徳田 伸二
Comput.Phys.Commun., 34, p.15 - 29, 1984/00
被引用回数:1 パーセンタイル:20.17(Computer Science, Interdisciplinary Applications)総合的図形表示サブルーチン・パッケージの新しい考え方が考案され、ARGUS-V4パッケージとして具体化された。基本的考え方は、どのような図形表示手順においても次の三つの基礎的手順から構成されていることである。即ち、図形データの登録、希望する図形表示フォーマットに合わすための処理、図形の表示。このパッケージは、このような基礎的手順に関して明確に区別されたサブルーチン群から構成されている。このパッケージを用いることにより、科学技術関係のプログラム中の図形表示部分のコーディングが容易になり、プログラムが見易くなる。ARGUS-V4パッケージはFORTRAN77言語を用いて書かれており、またCALCOMPライブラリの基本的サブルーチンのみを使用しているので少しの変更で種々の計算機システムにおいて利用することが可能である。
村松 健; 鴻坂 厚夫; 阿部 清治; 新谷 文将; 金沢 昌弘*; 田部 秀一*; 間庭 正樹*
JAERI-M 83-166, 159 Pages, 1983/11
原子炉システム等の過渡現象の実験結果または計算結果を容易にグラフに表示するためのプログラムパッケージSPLPACK-1を開発した。本パッケージの特徴は計算結果・実験結果を記録するファイルの型式を標準化することにより、多くのユーザーが作図プログラムを共有して使用できるようにした点である。このことにより、複数の実験データ及びコードの計算結果を同一の作図プログラムにより重ねてプロットし、比較検討することが容易になった。このプログラムパッケージはすでに安全性関連コード(THYDE-B1、THYDE-P1、RELAP4、RELAP5、MARCH、CORRAL等)および実験(ROSA-III、LOFT等)の結果の表示に使用され、コードの開発検証や応用に利用されている。
平野 雅司; 金沢 昌之*; 志水 孝司*; 村松 健
JAERI-M 83-045, 42 Pages, 1983/03
SPLPACKシステムは、過渡解析コード、又は実験の結果を編集、及び作図する汎用プログラムである。このシステムを用いることにより、SPL形式と呼ばれる標準化されたデータベースを介して、幾つかの計算コード、又は実験の結果を容易に比較することが可能である。一方、THYDE-P1コードは、加圧水型軽水炉(PWR)の冷却材喪失事故(LOCA)時の熱水力学的挙動を解析する計算コードである。このTHYDE-P1の計算結果の編集、及び作図に、SPLPACKを用いるために、THYDE-P1出力データのSPL形式データへの変換プログラムを作成した。本報告では、その変換プログラムの記述、使用手引、及び使用例を示す。
関 泰; 飯田 浩正; 川崎 弘光*
JAERI 1280, 251 Pages, 1982/09
D-T燃焼の核融合炉において誘導放射能の存在は炉停止時の従業員の近機を著しく制限する。効率良く生体遮蔽を行うためには誘導放射能と線量率を精度良く評価する必要がある。そのためにはかなりの量の放射化データが要求される。本報告書は核融合炉の設計の観点から必要とされた116核種の核種変換と崩壊連鎮データ、核種変換断面積と遅発ガンマ線放出データを図形表示してあたえる。この図形表示作業は放射化の問題を調べるための参考資料を与えることを目的としてなされた。本作業自体が不適当なデータを修正する上で有用であった。放射化データの検証と図形表示を行うために開発した計算コードAMOEBAについても紹介する。
藤村 統一郎
JAERI-M 7100, 46 Pages, 1977/05
グラフを描くためのサブルーチン、STDPLが開発された。データは2次元のものとし、x-y平面上に描かれる。機能的なプロット用サブルーチン集合体、F-シリーズも併せて開発され、この中で使われている。一般に、実験や計算の結果を把握するとき、グラフ化は大きな助けとなるが、従来のようにプロット用の基本サブルーチンのみでこれを行なうと、厄介でかつエラーを起こし易い。STDPLエラーの検出と修正を可能な限り行うが、そこで使われるパラメータも過不足のないよう検討されている。いくつかの例題とこれらのサブルーチンのプログラム・リストも与えられる。
成田 孟; 金森 善彦; 中川 庸雄; 山越 寿夫*
JAERI-M 5769, 24 Pages, 1974/07
このコードは、特定の核種の特定の核データ(各種の中性子断面積および中性子散乱角度分布など)について異なる実験データおよび評価ずみデータを相互比較するために、実験データライブラリーNESTORと3種の評価ずみデータライブラリーENDF/B、UKNDLおよびKEDAKのデータを同軸座標上に同一スケールでプロットすることを目的として作成した。より一般的に言えば、上記4種のライブラリーの、いずれかのフォーマットで書かれた、任意のデータの作図に、このコードを利用することが出来る。このコードは、シグマ研究委員会、核データ専門部会の核データ検索システム・ワーキンググループの作業の一環として、作成したものである。